患者さんの素朴な疑問に答えるコーナー「はま先生に聞いてみよう!」

Q.股関節が重要なのはなぜ

A. 股関節とは…人間には多くの関節が存在します。その中でも人体最大の関節が「股関節」。下肢(足脚)の動きの中心的な役割を果しています。股関節の動きが悪くなるとどうなるでしょう?歩く・立つ・座るなどの基本動作が困難になり、生活が不自由になります。股関節を正しく機能させることは、生活する上でとても重要です。

<股関節が固まると…>

下半身の血行不良

股関節の周囲には筋肉や腱だけでなく、血管やリンパ節、太い神経が通っています。股関節周囲筋が固まってしまうと、これらの血管やリンパ管が圧迫されて、冷えやむくみ、代謝の低下に繋がります。

筋力低下

股関節が固まると歩き出しなどの動作開始時に痛みが出たりする為、体を動かすことが億劫になっていきます。旅行や買い物を控えたり、散歩も少なくなります。これがロコモティブシンドロームのリスクになっていきます。ロコモティブシンドロームは「運動器の障害のために移動機能の低下をきたした状態」と定義され、活動量が少なくなることで筋力低下が起こり、骨や関節の運動器が衰えていきます。

股関節の変形

股関節が固まり動きがなくなると、加齢による関節変形も出てきます。関節内には滑液があり、関節の動きを滑らかにする潤滑油の働きや栄養素を供給する働きがあります。この滑液が関節運動の低下により分泌が少なくなります。滑液の分泌が少なくなると、変形性股関節症になっていきます。

腰痛になる原因

股関節が固まることで「腰痛になる」ことがよくあります。腰と股関節は密接な関係で、股関節の動きが悪くなると腰に負担がかかります。股関節の動きを補う為に、腰椎(背骨)や骨盤の傾きが変化、腰痛になっていきます。また腰椎や骨盤の傾きが変化すると猫背にも繋がります。

股関節を柔軟にしよう

股関節の基本的な動きは①屈曲②伸展③内転④外転⑤内旋⑥外旋です。聞きなれない言葉ばかり。①②は歩く・走る動作。③④は足を開く(開脚)・足を閉じる動作。⑤⑥は足を内外に捻る動作です。皆さん、これらの動作を日常生活において自然にやっていますが、ほとんどの場合、可動する範囲が小さく動けていません。股関節が固まらないように、股関節の柔軟性を高めるストレッチをお勧めします。

①床に座り胡坐のような姿勢をします。両足裏を合わせるようにして踵を出来るだけ、体の近くに引き寄せます。そのまま上体を前に倒します。

②左右に足を開き膝を曲げ、腰を落とします。お相撲さんの四股です。右に体重移動、左に体重移動、真ん中で腰を落とすを繰り返します。

 

 

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