Q.運動していいの?運動してダメなの?
A.患者さんからよく質問されることです。患者さんの症状、状態にもよりますが、基本的に「急性期の症状はダメ」「慢性期の症状はOK」としています。当然、初診の患者さんは、運動はNGです。現状が痛くて来院されているので、運動はよくありません。施術を開始して1週間後や10日後に症状が改善されてきたのなら、運動はOKになります。ただこれも個人差や運動を行った後に炎症反応が出る場合がありますので注意が必要です。
よく四十肩、五十肩の患者さんで「友達から動かした方がいいから運動していた」という方を診ます。これも痛みが強く出ているのに運動したら余計に痛みが強くなることがよくあります。損傷部位の状態には「炎症期」「慢性期」「回復期」の経過をたどります。炎症期に運動をすると炎症が酷くなるばかりで、かえって治るまでに時間がかかってしまします。慢性期や回復期は運動を行った方が血流や循環がよくなります。損傷部位にいい効果をもたらします。患者さんはその時期が解らないまま運動を行ってしまうため、失敗することも多々あるようです。治療経過に沿って運動することをお勧めしています。
これからこのような患者さんからの「ギモン」にお答えしていきますね。